職もたない人増える 松戸派遣村
とても寒い冷たい風の吹き抜ける昨年末の12月28日。松戸駅で、テントを張って、第五回ちば派遣村の取り組みが行われ、私も相談員の一人として参加をした。
弁護士、税理士、社会保険労務士、議員や労働組合関係者、ボランティアなど、多彩な面々が、市民からの相談に、対応した。
当日のテントを訪れたのは37人、電話相談なども入れると40人を超える方たちが、派遣村に。「コアラテレビを見て、電車に乗りきました」など、松戸や流山、柏市からの相談者が訪れた。給与不払いや、年金への不安、職探し、労働環境問題など、多岐にわたり、うち2人が同日中に、生活保護の申請を行った。
友人二人と訪れた女性は、月払い契約の賃金が年に一度の支払いとなっている現状を相談。具体的な協議の日程が決まると「少し気が楽になった」と表情を緩めた。私の所を訪れた男性は、三人とも、求職中だが仕事がない、というもので、本当に、日本経済のゆがみの拡大を、あらためて痛感した。
途中、あまりに寒いので、ボックスヒルのショッピング街で、耳あて防寒具を買い求めた。外で、ずっと働く人々の苦労が、しのばれた。
この頁トップへ