ホットスポット=松戸 事態は依然深刻
子どもの浴びる放射線は年1ミリシ一ベルト以下に
2011/6/24
松戸は、柏・流山・三郷などと共に、放射能汚染が心配される地域=ホットスポットとなっています。“どこで遊ばせたらいいの?”"学校は大丈夫なの?”駅頭でも地域でも、不安の声が強く寄せられています。
日本共産党の松戸市議団と共に私は、5月12日、放射線量の市独自の測定と公表などの放射能対策を求める市長申し入れを行いました。その結果、市は3台の線量計を購入。さっそく5月23日から公園・保育所などで、測定を開始し公表していることは、評価できます。
また5月26日私たちは、市教育長に対しても、学校のプ一ルでの、児童による清掃と「やご取り」中止を要求。市は中止しました。
市民の不安に応えて、市が努力をしていることは、よくわかります。
5月12日、放射能対策を市に申入れする党市議団とみわ
さて問題は、その後の対応です。原発から200キロも離れた松戸で、依然として高い数値が出ていることは、放置できない問題ではないでしょうか。
子どもたちが受ける放射線の被ばく限度について野田市では、市独自の基準値を決めました。これは県内初の措置です。その内容は、小中学校や保育所・幼稚園などででの放射線の被ばく限度は、年間1ミリシ一ベルト、毎時0.19マイクロシ一ベルトとすると、6/24の新聞が報道しています。埼玉県川口市も、独自基準を決めたことが20日の「しんぶん赤旗」で報道されています。
政府と東京電力の責任ある対応こそが、強く求められていることは言うまでもありません。子どもたちの命の安全を守るには待ったなしです。各自治体も早急な対応と行動をすべきときです。
広範囲に、しかも長期にわたる影響を及ぼしている、まさに「異質な危険」と言われる今回の福島第一原発の事故。まさに私たち自身の問題です。
住民の皆さんと一緒に、真剣な対応を求めていきます。
○参考
*松戸市の放射線量測定状況(PDF)(松戸市の測定結果より高木健=党松戸市議が作成)
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