ハロ一ワ一ク＝公共職業安定所が、消える？ 2011/01/09 　千葉県国家公務員労働組合共闘会議の「新春旗びらき」に出席をさせていただいた。国家公務員という、大変重要な国の仕事をされている労働者の方たちが、さまざまな要求や願いを実現するために、ときには葛藤を生じながらも、連帯してがんばっておられる。そのことに旗びらきの席で私は敬意を表した。 　“公務員を減らせ”式の乱暴な議論が今飛び交う中で、民主党政権は、「国の出先機関の原則廃止」と言って、大切な国の仕事であるハロ一ワ一ク＝公共職業安定所などを廃止し、民間の運営にしようとしているのだ。 　ハローワークが民間の機関になったら一体、この国の雇用の安定は、どうなるのか。民間の運営になったら、ますます、国民の就職・雇用の「不安定」を招くことになり、「格差」の拡大になりかねないことは明白ではないだろうか。儲け本位の「民間」に仕事探しを任せれば、当然儲からない効率の悪い職業探しは疎んぜられるであろう。 　“官から民へ”という“小泉構造改革”が何をもたらしたかは明々白々なのに、新しい年を迎えて、いっそう官の責任を放棄するなど、あってはならない。労働や雇用ばかりでなく、道路、河川等々・・国にしっかりと責任を果たさせ、憲法と地方自治法が息づく時代にするために“官から民へ”構想を跳ね返そう。