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タイトル 痛ましい傷あと――「こどもの日」に タイトル

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2010/05/07
 「まあ、どうしたの」。学童保育の先生をしている28歳の女性の手に3本の筋。爪で、引っ掻かれた長い傷あとが、くっきり。その長さが、痛ましい。赤い血が滲みでるような生々しさに、思わず私は目を閉じた。

 「4月はクラス替えで、不安定な気持ちが抑えられなかったのでしょう」と若い先生は、静かに解説する。一緒に先生も、その子の苦しみを受けとめて、傷の痛みに耐えたのだ。しかしそれにしても、この国は今、子どもたちに何を……? 成長する喜びよりも、過度の緊張や競争に打ち勝つ力を子どもたちは要求される?のでは、それは辛い。どうにもならなくなって、先生を傷つける、友達を傷つける、自分自身を傷つける、のでは?……。

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 “自分は孤独だ”と感じる15歳の子どもの割合は、日本は約30%。世界平均の7.4%をケタ違いに上回っている(2007年ユニセフ調査)そうだ。“いい子”を演じたり、友人関係に気遣い本音を隠す――ここにあるのは、安心感を奪われた孤独。いまこそ「子ども期」の保障を見据えた国づくりが求められている――と「こどもの日」の「しんぶん赤旗」の「主張」が指摘している。

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 この6月、国連子どもの権利委員会は、日本の状況について3回目の審査を行うが、「子どもの権利は保障されている」と説明する日本政府に対し、子どもに関わる多くの団体が異議を申したてているらしい。まさに、「子ども期」を守る国づくりは待ったなしだ。

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 加えて、「こどもの日」の当日にまた、幼い子どもさんの虐待死事件が、携帯ニュ一スで流れた。居たたまれない思いで、“守れ子ども、守れ命”と叫ばずにいられない。
 泣いている─未来。助けを求めている─未来。子どもの権利を、ぐうっと前にすすめる闘いを進めなければ……、と想う、先生の傷に、子どもの傷に、私も手を重ねて。

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