おめでとう!未来の扉をあける君
2010/03/18
地域の小学校の卒業式にお招きをいただき、出席した。校長先生から、この学校は110年の歴史と……。さあ、体育館では、歌ごえでスタ一トだ。
♪今はまだ、今はまだ、小さいけれど♪――低学年の子どもたちの、始まりの歌で、入場。子どもたちの声が混じり合い弾みあって、素晴らしい芸術だ。未来に向かって、歌声が響く体育館。
緊張、緊張。卒業証書をうけとる6年生の顔は、皆、なんと真剣なことか。
証書授与のまえに、一人ひとりが、一言。みんなの前で、夢宣言――のような企画で、ドキドキだ。実に、いっぱいの夢が、こもごも語られた。
サッカ一選手・プロ野球選手・昆虫博士……、医者になってWHOで働き、世界の医療の発展に尽くしたい、小説家になって皆を笑顔にさせたい、プリマバレリ一ナになって世界を感動させたい、シェフになってみんなに御馳走したい……。
そして、「僕の夢はまだ決まっていません。でも、いつか人の役に立てる仕事見つけたいです」と正直に告白する子の意見表明も、率直で感動的だった。
歌や呼びかけでのスト一リ一が次々と続き、子どもたちの世界に、大人はすっかり巻き込まれていく。
子どたちが、みんなで声をそろえて、「さようならあ−−」と言うと、凄い力をもっているなと私は感じた。淋しいけれど、強く高く、胸を打つ響き。汽笛のようだ。明るい。
決別してまた出会う、失ってまた生み出す。成長そのものだ。
卒業生が学校にプレゼントした、手造りオルガンカパ一
そして最後は、お父さんたちのバンド・ギタ一つきの歌「未来へ」(キロロ)。親も子も来賓の皆さんも一緒に、男の子たちも、きらきらの涙流して泣いていた。勿論、私などは、初めから、もうダメだ。
卒業、おめでとう!未来の扉を開ける君。
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