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タイトル 県営住宅十数年放置 雨漏りで畳腐食 千葉県 タイトル

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2009/10/28
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 千葉県が建て替えを理由に県営住宅を長期に「募集停止」し大量の空き家が生じている問題で、日本共産党議員や住民、党県団地マンション担当者が26日、千葉市若葉区の千城台東第一県営住宅を視察し、県に対応を求めました。
 同県営住宅は1971〜72年に建設、耐用年数45年の約半分が残る94年に募集停止しました。現在313戸中160戸が空き家です。県は「次期5か年計画で建て替える」としながらこれをせず、外壁は黒く変色し空き室のドアも壊れたまま放置するなど計画修繕も行なわず「政策空き家」となっています。
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 視察した2階建てテラスタイプの住宅では隣が入居中にもかかわらず雨漏りで2階の畳が腐食し1階の床に水溜りができており、荒廃した様子に驚きの声があがりました。20年以上住む男性(60)は「窓ガラスが割れ野良猫が住みついている空き家もある。うちは床がブヨブヨで県に修理を頼んだら荷物を全部どかすよういわれた。一人ではできず自分で板を買い床に敷いた」と話しました。
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 75年に入居し現在一人暮らしの女性(60)は「夫の病気で救急車を呼んだとき、狭さや床の老朽化のため担架が通れなかった。畳替えは一度もない」と指摘。「空き家が多く夜は真っ暗、草も伸び放題で物騒」「老朽化ですきまが多くシロアリや虫も多い」などの声も出ました。
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 三輪由美県議、野本信正市議らは「修繕もせず放置している現状は、衛生面を含め人権問題だ」と指摘。公営住宅は地方自治法で「公の施設」「正当な理由がない限り利用を拒んではならない」と定められており「長期の募集停止は『正当事由』にあたるのか」とただしました。また他の県営住宅で入居者の住み替えで1棟ずつ建て替えている事例をあげ「本気でやろうと思えば方法はある」と強調しました。
 県営住宅の応募倍率は、入居基準が狭められた09年度でも県平均で12.7倍。都市部では希望者が殺到し、住宅難民も生まれる一方、県全体で9団地が募集停止され、323戸が空き家です。三輪県議らは「県営住宅は県民の財産。募集を再開し活用するべきだ」と述べました。
(「しんぶん赤旗」 浅野宝子記者

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