みわ由美 あったかい政治に!
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タイトル 被爆二世の人々の苦しみに触れ タイトル

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2009/09/30
 松戸にお住まいの被爆者の方から、「被爆二世」であるご自分の娘さんや息子さんたちの窮状をお聞きし、胸が痛みました。そのときにおっしゃられた、「三輪さん、どうして千葉には被爆二世を救済・支援する制度がないの?」――この言葉が、グサリと胸に突き刺さりました。国がやらない時に、住民の皆さんにとって一番身近な地方自治体が、まず率先して頑張る、そして国を動かす!これが、地方自治体たるゆえんなのに!その予算をどうして惜しむのでしょうか。

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 千葉県は何と、逆に6年前から、実施していた県独自の被爆二世のための健康診断を廃止していたのです。このほど、「千葉県原爆被爆者二世の会」(会長 青木幸雄氏)の代表の皆様と懇談をして、あらためて分かりました。 被爆の残酷さは、言いようのないものですが、二世三世の人々にも、その苦しみや不安が引き継がれていること
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は、多くの方たちが認めるところです。実は、千葉県内には3千名を超える被爆者の方がお住まいで、従って二世三世の方たちも大勢おられるにもかかわらず、県は全く国任せで、わずかな予算さえ削ってしまったのです。肝心の国自身も、極めてわずかな予算措置しかしていません。

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 ガン健診や精密検査も無料に!苦しむのは、被爆二世の方たちです。お母様が長崎で被爆したという被爆二世のある女性は、この8年間で4回の骨折で、この日も松葉杖。「骨粗しょう症ではないのに、骨が折れやすい」と語りました。別の「二世」の女性も「歯を抜いたら、まる1日半血が止まらなかった。医者から『大怪我をしないで下さい。血小板が極端に少ないですから』と言われた。昨年から脊髄の病を発症し、一時は立ち上がれず、寝たきり状態に」と不安な思いを語ってくれました。
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 また、「三世にも影響が出ているのではないか、生まれつき肺に穴が……」などとお二人の方が、それぞれの実例で語られ、お聞きしているだけで本当に本当に胸の苦しくなるひとときでした。でも、《よりよく生きていきたい、被爆の苦しみを語りつがなければ》という前向きな、会の皆さまの熱い思いに大変勇気を頂きました。

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 唯一の被爆国である私たちの国。この国で、わが千葉県で、被爆二世の方たちに、いつまでも辛い思いをさせてはなりません。政治が、まず二世の方たちをしっかり救済・支援をすること。少なくともガンも含めた健診を行い、精密検査なども無料にすること。まず第一歩として、東京都なみの制度を、千葉県でも!全国でも!
●被爆二世への県の救済・支援制度
*千葉県――簡単な健康診断(国の制度)のみ、ガン検診も心電図もナシ・医療費助成ナシ・被爆二世手帳ナシ
*東京都――都独自の制度あり、−般健診とガン健診が無料で受けられる・独自の医療費助成アリ・被爆二世手帳※アリ
※東京都・埼玉県・神奈川県・岡山県・山口県には、被爆二世健康手帳があります。
○参考
*「千葉県原爆被爆者二世の会」リーフレット(PDF)

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