広島市役所を訪ねて−−「原爆の実相を後世に」と
2009/05/16
国民健康保険問題で行政視察(後述)のため、5月11日私は、広島市役所を初めて訪ねた。国保問題の説明をうける前の少しの間、近くにあるものを見学した。
市役所の前の広場には鳩の像がある。焼け爛れ傷ついた鳩のように見える。、その鳩に吸い込まれるように一行が歩いていった。8月6日のあの日、市役所前に逃げてきた多くの人々が、瞬く間に焼けてしまった、と記録されているようだ。
市庁舎の表玄関の地下にみんなで降りた。そこには旧庁舎資料展示室が……。《原爆被爆の実相等を後世に》と書かれ、さまざまな写真や書物などが展示されていた。痛々しい残酷なものばかりだ。
「鳩」を手渡しあう女性たちの像に、未来への祈りと決意がやさしくあふれていた。
市役所の前の広場には鳩の像がある。焼け爛れ傷ついた鳩のように見える。、その鳩に吸い込まれるように一行が歩いていった。8月6日のあの日、市役所前に逃げてきた多くの人々が、瞬く間に焼けてしまった、と記録されているようだ。
鳩の像の下には地下に通じる小さな入り口。みんなで降りた。そこには旧庁舎資料展示室が……。《原爆被爆の実相等を後世に》と書かれ、さまざまな写真や書物などが展示されていた。痛々しい残酷なものばかりだ。
「鳩」を手渡しあう女性たちの像に、未来への祈りと決意がやさしくあふれていた。
そして、会議室へと移動。この日の目的である、行政視察のための説明(国民健康保険問題)が始まった。冒頭、市職員が話されたのは、1945年8月6日のことであった。広島市を訪れるすべての来訪者に、あの日のことと平和・核廃絶を訴えている市職員に、敬意を表したい。そして、世界で唯一の被爆国日本から、その声を世界に発しなければならないのだと、私たちも思った。
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