2009/04/01付「しんぶん赤旗」から転載
千葉・森田知事 自民支部長認める
「完全無所属」に批判の声
千葉県知事選(二十九日投開票)で当選した森田健作氏は三十日の記者会見で、現在も「自民党東京都衆議院選挙区第二支部」の支部長を務めていることを認め、近く支部を解散する意向を明らかにしました。
森田氏は、「完全無所属」「政党より千葉県民第一」を売り物にして当選。ところが、選挙中にその宣伝文句に偽りがあったことが判明しました。
この問題を最初に報道したのは本紙三月二十六日付の「自民党支部代表で企業献金 5年間に1億7000万円」の記事です。
選挙終了翌日からマスコミ各紙も、「『完全無所属』実は『自民支部長』」(「読売」三十日夕刊)、「自民支部献金を自身の団体に寄付」(「毎日」同)、「自民支部長巡り釈明」(「朝日」三十一日朝刊)、「東京の自民支部解散へ 企業献金の受け皿」(「千葉日報」同)、「政治献金問題 失望の声も」(「毎日」同)といっせいに報じました。
千葉から東京に向かう三十一日の通勤電車でも、女性たちが「森田健作って、自民党の支部長だったのね。だまされたわ」「私も投票したけど、選挙が終わってから、実は自民党だなんて、ひどい」などと話し、関心を寄せていました。
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