桜の下で車椅子――「リニアより、介護や特養ホ一ムを!」
2009/03/31
♪かあさんが夜なべをして 手袋編んでくれた
♪木枯らし吹いて冷たかろうと せっせと編んだだよ
♪ふるさとの便りが届く いろりの匂いがした
桜の花の下から、静かに「かあさんの歌」が……♪。声を合わせて、私も歩み寄る。新松戸診療所の患者さんが、花見会をしていらしたので、少し、お仲間いりをさせていただいた。
「知事選、残念でしたね」、カッコいい県政?国にモノ申す、とは何を?次から、次へと新知事への不安の声が一座の人から続出した。
「これが心配なんですよ。どうなることか」と私の差し出した「しんぶん赤旗」日曜版1面を患者さんが指さす。そこには「介護保険−4月から変わる認定方法」「寝たきりでも『自立』」の大見出しのもとに、「要介護度が引き下げられ、サ一ビスが減らされる─。不安と批判が広がり、厚生労働省は当初案を再検討せざるを得なくなってい」ると書かれている。それにも話題が集中。
状態が変らないのに、要介護度を下げれば、必要な介護サ一ビスが受けられないことは、明白ではないか。
「国は、後期高齢者医療制度で、医療を切り捨て、今度は介護も切り捨てだ」「リニアモ一タ一カ一なんか要らないよ、全く」「特養ホ一ムつくってくれないと困ります!」。
桜の下、車椅子で集いながら、政治談議に沸く花見会であった。
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