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タイトル 現場の方々に敬意……。行政は、職員・団員の思いと市民の願いに応えよ――2009年松戸市消防出初式で思う タイトル

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 今年1年の安全を願って、消防出初式が、大勢の市民の皆様が見守る中で、盛大にとりおこなわれました。出初式には日本共産党から、中村たか子・高橋たえこ・高木健松戸市議とみわ由美県議が出席しました。

☆「守るは生命よ その財産」――松戸消防歌
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 昨年も、大地震・大災害、硫化水素による自殺事故などが多発。松戸市内でも年明け早々、団地火災で3人の幼子らの命が奪われる、痛ましい火災が起きました。

 「高鳴る報せ不慮の火ぞ すわ出動の消防車 放水挙りて天を衝き 紅蓮の中にと身を挺す われらが松戸消防が 守るは生命よその財産」――これは、松戸消防歌の2番の歌詞です。出初式に出席しながら、日頃より市民の命と財産を守る先頭にたって仕事に励んでおられる関係者のご努力に、心からの敬意をみわ県議は感じました。

☆火災件数134件と増加、救急車の出動は1日52件、28分に1回
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 市内での件数は大変多いものです。火の始末への一人ひとりの自覚と、消防救急体制の大切さを、あらためて痛感します。松戸市の消防体制は、過去と比べてどうでしょうか。国の基準が変わる中で、現場や地域からすると、いっそう厳しいものとなっている実態が、いま全国的に広がっています(千葉県内の資料は、別途掲載します)。

☆全国初――千葉県では二つの「共同指令センタ一」に集約――松戸市の消防救急体制は大丈夫か?
 松戸市消防局が今後、人口300万規模を対象とした県内北西部地域の「共同指令センタ一」になることが、市長の挨拶でも述べられていました。この事実は殆んどの市民には知らされておらず、しかも重大な幾つかの問題があります。

 日本共産党千葉県議団長の小松実県議が、昨年県議会でこれについて質疑。県当局がしばしば答弁に窮する場面があり、《本当にこれで大丈夫なのか》と、傍聴したみわ県議は強い疑問を抱かざるを得ませんでした。

 《共同指令センタ一整備基本計画》とは、「消防の広域化、消防救急無線のデジタル化と歩調を合わせたものですが、現在、県内に31ある消防本部を『北西部』(11本部)と『北東部・南部』(20本部)の2ブロックにわけ、『北西部』は松戸市消防局を、『北東部・南部』は千葉市消防局をそれぞれ共同指令センタ一として、2013年(平成25年)の運用開始を目指し、 整備しようというもの」です(ブログ『小松実のひとりごと』から引用)。

☆わが党の小松実県議、三つの大きな問題を指摘
 「共同指令センタ一体制」には、大きな問題が三つあると小松県議は指摘します。
 第一に、あまりに広大な地域を対象とすることになり、1秒を争う出動体制に支障がないか、ということ。
 第二に、指令システム停止時のリスクも大きなものになると認めながら、そのリスクへの対策が明らかでないこと。
 第三にこの体制の整備のために、約140億円の負担を各市町村が強いられるが、緊要の課題である消防・救急車両増やす、消防職員の充足率を上げることなどに応えるものになっているかということです(詳しくは、ブログ『小松実のひとりごと』でご覧ください)。
●千葉県消防職員連絡会のみなさんと懇談(ブログ『小松実のひとりごと』)
●大丈夫か?消防指令の共同化(ブログ『小松実のひとりごと』)
●千葉県議会総務常任委員会、「消防救急無線のデジタル化」で論戦(ブログ『小松実のひとりごと』)

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