菊そしてオバマ大統領――本土寺近隣でのこと
県庁に行く前に本土寺の周辺を1時間だけ、小金地域のお二人の女性(主婦の方)と議会報告を配りながら、地域の方とお話しできた。庭を手入れしていた女性が、私たちに菊を摘んで下さった。ほとばしるような菊の香とともに、その方のお話が、つーんと強く胸に沁みた。
というのは、実はその女性、救急車に乗ってから、7時間も待たされたのこと。それがもとで殆んど目が見えなくなったと言う。「医師不足」「ベッド減らし」など政治の無責任が大きな話題となり、政治を変えなきゃ命も守れない、共産党頑張れ、と盛り上がった。
次に訪ねた女性は 「ドラマより政治よ。いま政治がとっても面白い!」「わたしオバマに泣きました。黒も白もないのよ! どれだけ差別されたか。世界は変わるのよ。人はみな平等よ」「日本も変わるわ。自民・公明にハッキリ言える共産党を、陰ながら応援スルわ」と語りはじめた。
驚いた。いまドラマより政治!という彼女の目の輝やきからは、「ブッシュ・ノー」と、大統領に黒人を初めて大差で当選させたアメリカ国民の願いに応えられる政治を、そしてこの日本でもそんな新しい風を……という思いが感じられた。
最後に、「私たちはごまかされないわよ」と彼女は語った。元気をもらった1時間でした。
○参考
**2008年11月6日(木)「しんぶん赤旗」 米大統領にオバマ氏 黒人初 大差で当選「ブツシユ・ノー」示す
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