税でワ一キングプアづくりNO! 公契約条例を(08/09/02)
県の公共事業の建設土木現場へ走った。学校・下水……県民に直結するものばかり。ヘルメットかぶり、松戸・市川……と。岡田幸子県議や金子貞作市議・千葉土建組合と共に、工事責任者や労働者と対話しました。
公共事業だから、その財源は税金。しっかりした労働条件で、品質の確かな仕事が、県民の暮らし向上のためになされるべきです。ところが現実は大違い。元請け業者の下に、日本の場合は、1次2次3次と下請けの重層構造で、これが低賃金の原因にもなっている。「神奈川から2時間かけて、来てるよ」――県内や地元でも仕事が回らないというのに、他県からきているとは!
「賃金は1万何千円かだよ。足んないね」――交通費・ガソリン代・道具代・社会保険料などなど、そこからサッピクから――「食べたら終わり。いくらも残んないよ」と労働者は話す。
建設産業で働く労働者は産業全体の1割を占める。だがその賃金はうんとうんと低い。昨年の調査で、千葉土建組合の建設労働者の平均賃金は、千葉県製造業のそれより13万2136円も低く、その73%にしかならない。
地下の工事現場を、わずかな時間視察しただけで、私は喉がイガイガした。白い粉塵が舞っていたせいだろうか。
時には違法、そしていつも危険と隣あわせの公共工事の現場。税金を使う公共事業が貧困を作りだすなど許されません。国は公契約法を作れ! 県は「公契約条例」の制定を!
●参考記事
「2002年9月29日(日)「しんぶん赤旗」 「公契約」問題とは?」
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