「男女共同参画条例のない唯一の県」千葉（08/08/05） 　千葉県商工団体連合会婦人部協議会(会長＝星野シゲ子さん)が、20人ほどで県に要請をしました。それは、業者婦人の地位向上と支援施策の充実を求めるものです。 　「税が払えず、借金を払うために借金をしている」「今日も自分の店を出て、泣く泣くバイト。休めず、この要請にも来られなかった人も」と悲痛な訴えが……。家族中で借金を返済した苦労なども、切々と語られました。 　要請のなかでは次のことの実現を主に迫りました。 1.「男女共同参画条例」のないのは、全国で千葉県だけ。条例制定を急げ。 2.女性家族従事者の実態調査を具体化せよ。 3.家族従事者の働き分を認め、所得税法56条の廃止を国に求めよ。 4.国民健康保険の資格証明書の交付義務化はやめよ。 　これに対し県は、「条例がなくても計画を進めることができる。これまでもそうしてきた。遅れているとは思わない」と回答。その一方で、県基本計画に書かれている「女性家族従事者の実態調査は、予算要望をするかどうかわからない」と開き直る始末。56条問題も、「家族というのは女性だけではないから回答できない」とすりかえる。終了後参加者からは、怒りの声が……。 ○参考 ＊2007年10月27日(土)「しんぶん赤旗」　男女共同参画社会の実現を　石井議員が政府の姿勢ただす