県の対応問われる 木材チップ火災−みわ県議らが現場視察
木材ップから出火した袖ヶ浦市林地区の火災現場を、日本共産党の、みわ由美千葉県議、しのざき典之、となみ久子の両袖ケ浦市議が3月28日、視察。
現場は県有林に面した約1㌶の谷地に向かう斜面で、木材チップが高く堆積。同月10日の「煙が上がり火も見える」との通報から20日近くたった当日もくすぶり続けていました。
「しんぶん赤旗」4月2日付け(11面「首都圏」)から転載↓
木材チップ火災
千葉県の対応問われる
みわ県議ら現場を視察
千葉県の対応問われる
みわ県議ら現場を視察
日本共産党の、みわ由美千葉県議、しのざき典之、となみ久子の両袖ケ浦市議は3月28日、木材ップから出火した同市林地区の火災現場を視察しました。
現場は県有林に面した約1㌶の谷地に向かう斜面で、木材チップが高く堆積。同月10日の「煙が上がり火も見える」との通報から20日近くたった当日もくすぶり続けていました。この日は雨。水槽車など6台の消防車両が待機するなか、黒く焦げた堆積物を2台の重機が掘り起こすたびに白い湯気がたちのぼりました。消火活動で、背後の山林への延焼を防ぐため周囲に溝をつくり、堆積物の温度を測るなど24時間体制で監視していますが、鎮火のめどは立っていません。
当日時点で出火原因は不明ですが、木材チップは大量に堆積すると発熱し火災に至る場合があると言われます。視察後に一行が訪問した近隣住民は、「約10年前からチップの搬入が始まり、これまでも不満を訴えてきた」と語りました。
県廃棄物指導課は「県が最初に木材チップ堆積の通報を受けたのは5年前」と答えましたが、県によるパトロールの有無、現場の土地所有者や事業の経緯などは「調査中」と、明言を避けています。
みわ氏らは「県の対応が問われる。今回のような事態は絶対にあってはならない」と話しています。