安倍晋三元首相の国葬に反対し出席しないよう、日本共産党千葉県議団（加藤英雄団長・みわ由美県議）は 7日に熊谷俊人知事と佐野彰議長宛てに申し入れを行いました。

　申し入れでは、法的根拠もなく、憲法の「法の下の平等」「思想及び良心の自由」に違反する国葬に、県を代表する立場である知事・議長が出席すると憲法に対する良識が問われるとともに、県として弔意を表明するものと県民に捉えられ、弔意の強制につながりかねないと指摘。

　応対した岡田健県議会事務局長は、全国議長会から正式な案内がいまだにないことを明かしました。そのうえで、日程については情報提供があったことから、国葬が予定されている 9月 27日は定例県議会の休会を議会運営委員会（ 8日）に提案すると述べました。

　秘書課の関雄二課長は、国が国葬として執り行うのなら、知事は出席せざるを得ないとの考えを示しました。

　加藤団長は、「コロナ禍や物価高騰の中、巨額の税金が注がれるという点でも県民の理解は得られない」と強調。みわ県議は「国葬反対の世論が多い中、国葬に対する知事の対応を県民は注目している」と重ねて国葬に出席しないよう求めました。