日本共産党千葉県委員会と県議団（加藤英雄、みわ由美の両氏）は１５日、新型コロナ感染急拡大対策を熊谷俊人知事に要請しました。丸山慎一、浅野ふみ子、白石ちよの各県議候補が参加しました。

　県は無症状者へのＰＣＲなどの一般無料検査を５月で終了。熊谷知事はマスク着用の緩和を維持し飲食店の営業制限は検討しない方針です。７日間平均感染者数が６月中旬の数値の６倍を超えているにもかかわらず、今年度のコロナ対策本部会議も未開催です。

　要請では▽第６波までの教訓をいかした「第７波」対応▽一般無料検査再開▽医療機関の病床、臨時医療施設等の確保―などを求めました。

　県の担当者は感染拡大を認めつつも、「一般検査の中止と感染拡大との相関性がない。静観する」と検査再開を拒否しました。

　参加者は「子どもの陽性者激増で学級閉鎖が続出している。家族は無症状では受診できず、自費で検査キットを購入し自己防衛している」と訴え。今後の状況を見て検討するとしぶしぶ述べる県に、「可能な限りの手だてをとり、感染拡大させないことが重要。無症状者を早期に発見、保護し、陰性者による経済活動を促すべきだ」と重ねて求めました。