千葉県の日本共産党は21日、保健所体制の強化を、熊谷俊人知事に求めました。浅野ふみ子衆院千葉５区候補、みわ由美県議と、浦安、松戸、流山の各市議、市民らが参加しました。



　人口17万の浦安市は、隣接の県立市川保健所（市川市）の管轄。みせ麻里市議らは「ディズニーフンド来園者を含めれば20万人超。感染拡大が心配」「市民は、身近な保健所での精神疾患などへの丁寧な対応を切望している」と新設を訴え。松戸の山口正子、うつの史行市議は「県立松戸保健所管轄の松戸、流山、我孫子の３市の総人口は約83万人で県内最多。あまりに多すぎる」、流山の小田桐たかし市議は「コロナ禍で業務が滞り限界」と、管内への保健所新設を強く求めました。

　元保健師は「松戸保健所職員は超過密労働だ。市川保健所には検査課がなく専門的、科学的、多角的機能が果たせない」と指摘。保健師の大幅増員と検査課拡充を求めました。

　県健康福祉政策課は「現体制を継続し臨時雇用や応援職員で対応」との回答に終始しました。

　みわ氏は「陽性者が再び急増。県立保健所体制の抜本強化で、感染拡大を止め、命を守る責任を果たすべきだ」と強調しました。