千葉県の柏、野田、我孫子、流山の各日本共産党市議団は９日、県に対し連名でコロナワクチンの安定供給を求めました。加藤英雄、みわ由美両県議が同席しました。

　渡部和子柏市議と星野幸治野田市議が、医療機関が接種希望者へのキャンセル連絡や謝罪に追われていると報告。乾紳一郎流山市議は「64歳以下の接種予約が一時停止し市民は怒り沸騰だ」と県の取り組み強化を求めました。

　県の担当者は「全国知事会や１都３県知事連名で国へ要請している」などと回答。各市町村に要請の３分のＩしか配分できておらず、柏市に再指定した「まん延防止等重点措置」も、飲食店の時短営業にとどまることを認めました。

　大規模検査について「希望する県内医療機関へ唾液抗原検査キットを今月下旬配布開始の準備中」としましたが、「有症状者」限定で無症状者からの感染やクラスターを封じ込める内容とはなっていません。また学校への検査キット配布も小中学校は対象外です。

　小田桐たかし流山市議は「重点措置地域の感染拡大が止まらず、感染者数が少ない地域でも急拡大傾向だ」と重ねて要請しました。