日本共産党千葉県議団は24日、東京五輪の学校連携観戦チケットに関して県から聞き取りました。

　千葉県の当初の同チケット申し込みは約10万5000枚（約830校）でしたが、今月23日時点の購入は約５万5000枚（約390校）と半減しました。

　23日時点で、県内54市町村のうち一部の学校がキャンセルしたのが16市町、全校のキャンセルが27市町村でした。多くが感染拡大や熱中症への不安をキャンセルの理由にあげています。一方、千葉市、浦安市、一宮町など残る11市町は当初の通り観戦実施予定ですが、今後流動的です。

　県議団は「観戦に出かける学校に感染拡大のリスクを負わせることになる」と指摘しましたが、県オリンピック・パラリンピック推進局は「人流が多くなることで感染拡大のリスクが高まる」と認める一方で、学校観戦は各学校や自治体の判断だとし、観戦事業中止について自治体に責任を転嫁しました。

　県議団は「感染拡大は収束しておらず中止を決断すべきだ」と強調しました。