千葉県商工団体連合会（千商連）は12日、支給が大幅に遅れているコロナ対策協力金について熊谷俊人知事に要請しました。船橋、市原、茂原、市川浦安、松戸、佐倉成田、佐原の各民商が参加しました。

　要望は▽申請者の実態に即した審査体制の改善・強化と協力金の速やかな給付▽持続化給付金と家負支援給付金の再給付の国への要請−を求めています。

　橋沢政實会長は「あらゆる業種が影響を受けている。このままでは地域の中小業者が激減する」と危機感を示しました。参加者も「自殺者も出ている。事業者の思いを理解して」「協力金の対象を飲食店以外にも広げて」と訴えました。

　松戸市内の飲食店経営者は第２弾の確認連絡に１カ月半を賢やした後に突然、翌日期限の書類訂正を求められました。やむなく仕事を中断して対処し申謂は受理されましたが、「猶予も与えられず間に合わなければ不支給などと、あまりに理不尽だ」と怒りあらわ。

　県経済政策課は「事業者に寄り添うよう事務対応の改善に努める」「審査の増員は必要だと思う」なとど答えました。

　日本共産党の、みわ由美県議、宇津野史行松戸市議が同席しました。