千葉県松戸市は、無症状で新型コロナのＰＣＲ検査を行った人への費用助成の対象を６５歳以上、基礎疾患のある人、教育・保育施設勤務者、福祉施設勤務者とその家族、受験生などとしていたのを改め、市内在住者に拡大しました。

　対象期間は１日から３月３１日まで毎月１回で、―回あたり２万円まで補助します。事業予算は、国の地方創生臨時交付金から２億円。

　市は昨年１２月から対象者を限定して補助していました。市の健康福祉部地域医療課によると、今月８日までに補助申請は約５００件で、うち４件が陽性と判断されたとしています。

　市外も含む医療機関でのＰＣＲ検査を受け、まず窓口で支払った後に市に申請する償還払い方式です。申請期間は４月９日までですが、総額が予算額に達した時点で申請の受け付けを終了します。

　日本共産党の山口正子市議は「積極的にＰＣＲ検査を受けられるよう、窓口負担のある償還払いをやめ現物給付を市に求めている」と話しています。

　全市民を対象にしたＰＣＲ検査への補助は、栃木県那須塩原市でも今年１月１８日から始まっています。検査件数は今月５日までに約７５０件です。