千葉県議会は３日、知事提案１８議案をすべて可決し、閉会しました。日本共産党の、みわ由美県議が討論に立ちました。

　みわ氏は一般会計補正予算案について、医療体制整備や生活・産業再建支援などの新型コロナウイルス対策は「緊急かつ切実な県民の願いを一定反映したものだ」として賛成しました。

　その上で、「第２波」に備え▽ＰＣＲ検査や地域外来検査センターなど検査体制の抜本的な充実強化▽コロナ患者受け入れの有無にかかわらず経営難が深刻な医療機関への支援の拡充▽時間外勤務が過労死ラインを超え人手不足が明らかな県職員と保健所の体制を強化するなど、感染症対策の充実▽中小企業再建支援の遅れを県の責任で早急に改善−を求めました。

　君津高校と上総（かずさ）高校の統合に関する議案に対して、みわ氏は「２００２年以降、県が進めた県立高校再編計画で、どの高校も余裕教室がなく４０人学級のまま。コロナ禍中でも身体的距離の確保もできない。安易な統廃合はやめ直ちに少人数学級に踏み出すべきだ」と反対しました。