千葉県内の特別養護老人ホーム、介護老人保健施設などで新型コロナウイルスの集団感染が起きている事態をうけて、日本共産党の加藤英雄県議、みわ由美県議、川副邦明党県副委員長は４月３０日、森田健作知事あてに緊急申し入れしました。

　申し入れは▽マスクなどの優先的供給▽福祉施設での感染防止策の状況把握と医療の提供▽感染防止経費の補償▽施設職員への特別手当支給など。

　２９日現在、複数の施設で１７人の入所者が死亡。県内死亡者３１人の半数を超えています。３月に船橋市障害者施設「北総育成園」（東庄町）で約１２０人の集団感染が起き、福祉施設の感染防止対策の重要性が指摘された中での事態です。

　参加者は「施設の利用者と職員は絶えず感染や濃厚接触のリスクを背負っている。万全な対策は、クラスター発生を抑え、社会保障を支えるためにも重要。保健所や施設まかせにしてはならない」と強調しました。

　担当課の副課長らが「マスクなどは保健所などを通じて支給した。感染防止策はチェックリストを徹底する」と述べました。