日本共産党 千葉県議会議員 みわ由美

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活動紹介


「再生土」埋め立て禁止条例の策定を

要望書を手渡すみわ由美県議(左)と浅野ふみ子参院千葉選挙区候補(右)=8月24日、千葉県庁
要望書を手渡すみわ由美県議(左)と浅野ふみ子参院千葉選挙区候補(右)=8月24日、千葉県庁
 8月24日、再生土について対県交渉し、埋め立て禁止条例策定を求めました。その模様を「しんぶん赤旗」(8月29日付け首都圏版)より転載・紹介します。
「再生土」埋め立て禁止条例を
 千葉県内で、建設汚泥などを中間処理した、いわゆる「再生土」の埋め立てによる環境破壊に苦しむ佐倉、香取、匝瑳(そうさ)、千葉、袖ケ浦など各市の地域住民や日本共産党地方議員総勢24人らが千葉県に対し、「再生土」の埋め立て禁止条例を策定することを求めています。

″深刻な環境破壊進んでいる″ 住民と党議員が県交渉
 地域住民らは24日、森田健作知事あてに、「再生土」の埋め立て禁止を求める要望書を提出し、廃棄物指導課と交渉しました。日本共産党の浅野ふみ子(参院千葉選挙区候補)、中嶋誠両党県副委員長、みわ由美県議が同席しました。

わずか1カ所の検査

 佐倉市では、約1万6000平方㍍という広大な土地に「再生土」が埋め立てられているものの、県はわずか1カ所しか検査せず、しかも基準値の2・5倍のフッ素や鉛が検出されています。
「再生土」埋め立て問題で千葉県と交渉する地域住民と党議員=8月24日、千葉県庁
「再生土」埋め立て問題で千葉県と交渉する地域住民と党議員=8月24日、千葉県庁
 撤去を強く求めている佐倉市の住民は、「県の調査は少なすぎる」「県が違反業者による再検査をうのみにして、一部の撤去ですませるのか」と指摘しました。

県指導も改善せず

 香取市は、県全体の3分のIにあたる51力所に「再生土」が持ち込まれ、うちIカ所から基準値を超えるフッ素が検出されています。ところが、県が撤去指導をして8カ月が経過しても一向に改善されていません。
 同市の住民は、「これだけのことが起きているのに住民説明会を開かないのか」との追及。県は「8月中に説明会を開くか検討する」と答えました。
 この他、匝瑳、袖ヶ浦、千葉、印西の各市の住民からも「再生土」の埋め立て被害の実態が告発されました。

規制強化にほど遠い

 県は、「千葉県再生土等の適正な埋立て等の確保に関する条例」(仮称)の制定をめざすとして「骨子案」を公表しました。しかし、同案は、事業計画書の「届出制」となっているなど、極めて事業者寄りで規制強化とは程遠い内容となっています。
 要請参加者らは、県内で「再生土」の埋め立てによる深刻な環境破壊が進んでいる現実を踏まえ、「再生土」による埋め立て禁止の条例をつくるよう強く求めました。
※写真は編集挿入しています。


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