日本共産党 千葉県議会議員 みわ由美

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活動紹介


住まいは人権!つぶすな県営住宅

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 3月の終わり。県営住宅に住む住民からの通報で、私は何度も足を運びました。「ご高齢とご病気により排水や畳などの住環境が、著しく損傷して、生活が出来ない状態に追い詰められている老夫婦の居住者を助けて!」「県営住宅の住環境を守って!」「ご近所の助け合いでは限界です」・・の訴え。

命の危機!走る、かろうじて

 私自身も、予想をはるかに超える深刻な事態に胸も言葉もつまり途方にくれる場面もありました。おもいきってお部屋に入らせて頂きご本人にお会いしたとき、「今日、救急車で病院に行きましょう」これが私の決断でした。
 県にも通報し、銚子の母子心中事件の二の舞にしてはならない、とも訴えました。しかしこういう時、県の住宅福祉部門の機能はどうなのか。残念な思いが残りました。
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 結果的には、私が自分で市に通報。松戸市の地域包括支援センタ一のお世話になり、ご病気と思われる居住者を無事、病院に移送して頂きました。本当に感謝しています。
 またその事を県にも報告し、千葉県の担当課による現場調査も実施してもらい、車中生活でしのいでおられた残るご家族の転居手続きもすみ、引き続き県営住宅に、住むことができるようになりました。

県営住宅の廃止は、絶対に認められない!

 そうした経過のなかで、胡録台県営住宅が、平成13年から「政策空家」として、≪建替え≫のための募集停止がおこなわれてきたにもかかわらず、今年度の県「計画」見直しのなかでは、≪廃止≫も視野に見直されるということが判り、居住者に動揺が走りました。
 廃止などとんでもないと、4月5日、県営住宅有志らと日本共産党胡録台支部で、緊急の要請を行い、次の「緊急要望書」を手渡しました。

2017年 4月 5日
千葉県知事 森田健作様

胡録台県営住宅(松戸市)の存続と充実をもとめる緊急要望書
胡録台県営住宅住民 
他 
日本共産党胡録台支部
日本共産党松戸市議会議員 うつの 史行 
日本共産党千葉県議会議員 み わ 由美 
          
 日頃から県民生活の維持向上にご尽力いただき、有難うございます。
現在、胡録台県営住宅は、29世帯(政策空家43戸、管理戸数は72戸2棟)が居住していますが、JR松戸駅から1km圏内にあることから、通勤通院など交通にも大変便利であり、どの世代にとっても大変住みよい環境にあります。建築後55年が経過していますが、10数年前には部屋を増築され、まだまだ居住に耐える建物と思われます。
 ところが、県の住宅政策では、今年度「県営住宅長寿命化計画」を見直すなどとしており、胡録台県営住宅についても、対象と聞き及んでいます。わたしたちは、今後どんな新たな方針が示されるのか、≪廃止≫も視野に入れた見直しの可能性もあるときき、大変驚き、大きな不安を抱いています。
 現計画では、≪建替え≫となっており、(胡録台県営)「平成19年度に建替えに係る検討がなされ、敷地の制約等から現在の管理戸数を下回る2棟47戸の建替計画が提案されているが、平成23年4月現在で入居世帯が40戸程度となっていることから、建替え後の戸数を概ね40戸建程度とするよう計画を見直す方針とする」と、記載されています。戸数は可能な限り多い方が望ましいのですが、いずれにせよ≪建替え≫と≪廃止≫では、全く結論が異なっています。
 県として、現在の住居者と、胡録台県営住宅に住みたいと願う多くの県民にしっかりと寄り添っていただきたいのです。胡録台県営住宅をこの地で存続し、さらなる充実をはかって頂きますよう、強く求めます。
どうぞ、よろしくお願い致します。
以上 

【県営住宅での要望=関連資料】
「金ケ作県営住宅(松戸市)二期工事の早期着工を求める緊急要望書」は、ここをクリックすると ご覧になれます。


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